ドキッとするようなタイトルですが、これはうちの会社ではないです。
でも実際に数日前にあった話。
出入りの業者さんから聞きました。
うちじゃなくて本当によかった。
注意!注意!注意!で仕事をやるべきだと再確認。
詳しい衝突状況や内容は分かりませんが、
衝突で刃物台が割れてしまったのは確かだそう。
予測ですが修理は恐らく刃物台だけすむはずもなく、
X軸、Z軸にもなんらかの影響も出てるだろうし
衝突の仕方によっては主軸も修理する必要がありそう。
●修理代はいくら?
どうやら修理見積の結果470万円かかるらしい・・・
恐ろしい。
中身を見ていくと
・作業工賃 350万円
・部品代 120万円
作業工賃が・・・って感じですね。
まあ調整するのに恐ろしく時間はかかりそうなのは事実ですが。
新品で2軸のNC旋盤を買ったとして1000万。
1回衝突させるだけで半分の金額。
これだけかかると廃棄して、それよりも安い中古はいっぱいありそう。
●買い方と保険を考える
その加工屋さんはリース物件だったので、
リース会社の保険でいくらかは負担が軽くなるみたいです。
うちの会社の機械はすべて自社物件なので
上記のような事故を起してしまうと、当然全額自社負担。
買い方や保険の入り方ももう一度チェックや見直しの必要がありそうですね。
●リース物件なら
・リース会社が保険に機械に対して保険をかけているか確認
・かかっているならどのくらいまで保障があるのか確認
・かかっていないのなら、かけられないのか確認
●自社物件なら
・機械に対して保険をかけているか確認
・かかっている保険が自損事故での修理に対応しているか確認
・保険の有効期限が切れていないか確認
・かかっていない場合、万一の事態に備えて保険に加入する
保険って何もなければ、もったいない気がしますけど
こういうときには入ってて本当によかったなって実感しますね。
●加工時のチェックを徹底する
やはりなんといってもこれですね。
人間がやる事だから、ミスは絶対に発生する。
だけどチェックを重ねる事によって減らす事は出来ますね。
うちの会社ではリスクの高そうな順番に機械設定やプログラムの順序などをルール化しています。
①ツール計測、オフセット設定、ノーズR設定
②ワークの原点設定
③プログラム作成
おおざっぱに言うとこんな順番。
大体大きな衝突が起こる時って、上の3つのどれかですもんね。
あとは機械のパラメータを使って強制的に衝突しないように設定する。
などなど、注意できることはいっぱいありますね。
加工屋さんにとって工作機械は命。
うちの会社でも危険を再認識して取り組んでいきます。
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