2010年4月8日木曜日

角ネジ切ってみた

またもや溝バイトを使って角ネジを切ってみたので、備忘録。

ワーク形状 φ25×260L
谷幅3mm ピッチ6mm 深さ2mm(片)

使った機械はオークマLB300

対話プラグラム「らくらくアドバンス」OSP-P200で角ネジを普通に切ると
ねじ切りプログラム専用の動きのせいか、切削開始点が少しずつ移動し
出来上がりがナナメになってしまった。


そこで色々調べてみると・・・


自動プロでプログラムを組むとコードに変換された際に
「G71」=長手ネジきり複合固定サイクル
というものになるらしい。

切削開始点が少しずつずれるので、これが原因でナナメになっておったとな。


見出した解決策は自動プロ内の「NCプログラム」直打ちモードで
「G33」を使うというもの。

「G33」=長手ネジきり固定サイクル


これだけで解決。


でもプログラム組むのがめんどくさい・・・
他にいい方法ないのかなあ。

よくよく考えてみると、NCプログラム直打ちははじめての経験!!
自動プロで結構なんでもできると思ってたんだけど、
直打ちになるとかなり幅が広がるのですね~~♪

2010年1月15日金曜日

ブルートゥースヘッドセットが超便利!!

以前からほしいほしいと思っていたブルートゥース(Bluetooth)のヘッドセットをついに買っちゃいました。

これ↓


まだ届いてから2日目だけどちょっとだけ使ってみた感想を書いてみます。

●設定方法がよく分からんかった。

これはこの機種に限らずだけど、bluetoothにはバージョンとか、対応しているプロファイルやらがあるみたいで音楽聴くならA2DP対応でないとダメとか、HFPとかHSPとか何やらややこしそう。
携帯でもやっぱり設定画面にプロファイルを設定する画面もあったので使用する機器と目的がはっきりと調べてから購入する必要がありそう。

今回購入したこの機種はA2DP(音楽)には対応していないみたいだけど、あくまで携帯の通話用なのでよしとする。

というか設定方法は簡単だったんだけど、通話が聞こえないという現象が発生してたのを解決するのに手間取った。
現象はこう。
・着信は問題なく通話ができる。
・発信すると何も聞こえない、でも通話ボタンは生きている。

これはヘッドセットの問題ではなくて、携帯側の都合だったみたい。

ちなみに発信するときは・・・

  1. かけたい人を選んで「発信ボタン」を押す (この時はヘッドセットからまだ何も聞こえない)
  2. もう一度発信ボタンを長押しすると、音声がブルートゥース機器に切り替わる。

※docomoのF-03Bで操作しましたので、他の機種だと違う方法かもしれません。

でも説明書には対処方法を書いておいてほしかったという部分が残念。

これですべて解決。

●使い方や便利そうな点

今回なぜこれを選んだかというと、ノイズキャンセル機能がかなり充実してるっぽいから。
メーカーのホームページにもこう書いてある。

  • 2つのノイズキャンセルマイクと新たなAudio IQ2 ノイズキャンセルテクノロジーを搭載し、より自然 で歪みのないクリアな音声で、これまでにない音質と快適性を提供。


  • 音質向上のテクノロジー:
    搭載される2つのノイズキャンセルマイクには、強化された3層構造のWindSmartテクノロジーにより 風切り音をブロック。さらに次世代ノイズキャンセルテクノロジーへと進化したAudio IQ2 により、周 囲の雑音を強力に軽減しながら、より自然で歪みのないクリアな音質を実現。



  • メーカーのホームページはこちら

    ということらしい。
    工場内で使うつもりだったので、ノイズ対策は重要だったので信頼してみることに!
    まだ向上では使っていないので何ともいえないが、工場内での使用を想像してみるととにかく便利そう!!

    • お客さんから直接携帯にかかってくることが多いので、電話を手にしていると何もできないから両手が空くのはとっても便利そう
    • 携帯の機種にもよるんだろうけど、着信音が工場内ではぜんぜん聞こえないためヘッドセットをつけていれば着信がすぐ分かる
    • 携帯を置いたまま10mくらいは離れても大丈夫そうなので、携帯は汚れないところに置いたまま通話ができる。服に入れたままだと作業するのにごつごつ当たって邪魔になることも多々するのでその点でも便利
    • ヘッドセットの王道!運転のときに超便利!これは実証済み。前まではワイヤード(線付)だったんだけどとにかく線がじゃま!!だったので気にすることなく運転できる。
    • 目線が外れないため安全
    こんな感じでしょうか。


    ●通話品質は?

    おおむね満足な使いここち(*^_^*)

    少しプツプツという音はするんだけど、気にならない程度。
    あとは実際に工場内などで使ってみてどれだけ騒音の問題などをクリアできるかがポイントになりそうですね。

    ●見た目

    外で使うのはちょっと恥ずかしいかも・・・www
    目立ちそう。

    僕の場合は車とか工場内だからあり!!かな。

    ●装着感

    ぜんぜん気にならない!!
    つけてるのを忘れるくらいっていうと大げさかも分かりませんが、
    痛くもなくとても快適です。

    付属でイヤーピースがSサイズとLサイズのものがついているので、自分の好みに合わせて変更できます。


    というわけで工場内で実際に使ってみての使い心地なんかも気が向いたら今度アップしますwww


    僕はここで買いました。よければどうぞ!!

    2009年12月22日火曜日

    クローム銅の加工をしたよ

    今日は銅の加工をしたよ・・・銅だ(どうだ)。←お約束ということでwww




    銅の加工なんて今までめったになかったから、備忘録。

    φ320 × 30L クローム銅

    ●削ってみた感想

     このクローム銅はとりたてて削りにくいものでもなかったという印象。
     だけど切削後のキリコを見るとかなりの剛毛ぶり。www

    これを見る限りは普通の鉄よりはぜんぜんカタイ、ネバイって感じ。


    ただツールカタログとかを見てると銅は非鉄のくくりに入ってて、
    特にチップはアルミとかと並んで刃先が切れる超硬合金を指定されてることが多いんだけど、
    そうでなくてもけっこういけた。


    まあ小ロットだからいけたのかもですね。


    ●使用チップ

    使用したチップはおなじみのCVDコーティング ステンレス用
    ノーズR 0.8


    仕上げ= コーテッドサーメット ノーズR0.4

    これで十分な感じでした。




    ●切削条件 

    よく分からなかったので、ネバそうだったのでとりあえず鉄よりは遅めに
    ダイス鋼とおんなじくらいではじめてみた。


    荒 V=150 F0.25 D1.5
    仕 V=200 F0.14 D0.1
    荒内 V120 F0.15 D1
    仕内 V150 F0.15 D0.1


    端面溝荒 V100 F0.1 D0.5 イスカルIC1028

    端面溝仕 V120 F0.15 D0.1 

    キリコを見ても無理してそうな感じもなかったし、
    特に変えることもなく終了。

    注意しないといけなさそうだったのは、キリコの吐き出し。
    特に仕上げの時なんかはからまりそうになってたので、
    この辺は改善の余地ありかな。

    と・・・まあこんな感じでござる

    2009年12月21日月曜日

    HRC64素材に溝加工をしてみた件

    備忘録!!

    SCM415 浸炭焼入れにてHRC64入ったφ10のシャフトに
    幅1mm深さ1mmの溝加工をやってみた。


    というかやらないといけなかったので、トライ。
    この案件は何度かやってて、やるたびにNGを頂戴しましてどのやり方がいいのか試行錯誤中。


    それにしても最近お客さんのNGの出し方ってちょっとヒドイですよね~~。
    世の中がそうなってるからしょうがないのか、
    それともそれに対応していってこそ一流の製造業への道なのか・・・

    色が違うとか、熱処理検査の検査跡があるからNGとか
    図面にも書いてないことを重箱の隅をつつくみたいに出るわ出るわ。
    じゃあ図面に書いとけ~~~~!!!www(独り言です(*^_^*)

    普段は図面が絶対って言ってるくせにwww
    わはは。愚痴になっちゃった(*^_^*)



    というわけで話は戻って、
    上のφ10シャフト長さ100L 両端から約3mmのところに溝2箇所という加工。

    前回はこうやってみた。
    焼き入れ前に溝を入れてから、熱処理⇒研磨(センタレス)

    熱処理ヒズミの影響で溝公差が外れてしまい、修正するも
    修正したものと、修正してないもので製品の色が違うと指摘されNG。

    ⇒色が違うからNGって??www


    んで今回は公差も色も文句は言わせね~~ってことで
    無謀にも焼き入れ後に溝加工。

    溝入れ工具は超硬素材。三菱のHTi20だったかな??
    かなり無理やりwww
    本当はPVDを使いたかったんだけど、お好みの溝幅がなかったので今回はPASS。

    それで気づいたことをつらつらと。

    • 案外「超硬」でも削れる
    • 溝を入れるときはステップをかけない
    • できるだけ単溝で加工する
    • 切削条件は V=50 F=0.01 ノンステップで一気に終点まで。
    • この条件で1コーナーにつき20個くらいは加工できた。
    • 回転を遅くしたら逆に刃もちが悪くなった
    今の工具ってすごいですなあ。
    いっつも熱処理した高硬度鋼削ってるからなんとかなるかなあって思ってやってみたけど、
    実際なんとかなったというお話。

    2009年12月16日水曜日

    SKD-11の旋盤加工

    本日またまたお久しぶりのSKD-11(ダイス鋼)の旋盤加工。

    φ360*100L うちの機械でできるMAXサイズなのだ。
    チャックが12インチだからチャックサイズより余裕で大きい。
    なので回転させるとコワイコワイ。

    というわけで、どうにかなると怖いので安全に加工するため
    いつもと違う手順。

    機械加工をする人は怖がりくらいの方がちょうどいいですね。
    ・・・と自分に言い聞かせながら加工開始。


    いつもなら迷わず端面から加工するところを素材の楕円をまず修正する目的で今回は外径から。
    こうすることで、回転があがってもある程度はまん丸で回ってくれるから遠心力が小さくなる。

    そしてそれから次に端面の加工へ。
    端面は隣の刃物と干渉がないか十分チェックしてから加工開始。

    荒だけでここまでできたら、より安全にチャッキングするためにひっくり返す。

    ここまできたら本番の加工開始。

    ①荒外径 V=130 F=0.25 D=1.5
    ②荒端面 V=130 定周速OFF F0.3 D0.6
    ③ドリル  V=80 F0.045 ノンステップ引き抜きなし 貫通
    ④荒内径 V=120 F0.15 D1.5  内径バイトφ40 LD×2 T型ポジ
    ⑤仕端面 V=180 F0.14
    ⑥仕外径 V=180 F0.14
    ⑦仕内径 V=150 F0.1

    使用チップはいずれも
    イゲタロイ AC630M

    こんな感じ~~

    熱処理出してHRC58。
    これをうちの会社は旋盤でさらに削っちゃいます!!

    過去HRC65まで旋盤で削りました。

    おしまい  

    ああ怖かった・・・www